
抜いた歯にはすごいパワーが!!
再生医療に活用される歯髄(しずい)細胞の秘密 実は抜いた乳歯や親知らずの中には、すごいパワーが詰まっています!! それが歯髄細胞です。歯髄細胞とは
いわゆる歯の神経が歯髄細胞であり、さらにその中には良質な幹細胞が含まれています。
幹細胞とは

「細胞のタネ」ともいうべき幹細胞。分裂して同じ細胞を作る能力と、別の種類の細胞に分化する能力をもっています。
しかし、残念ながら幹細胞の数は、加齢とともに急激に減少してしまいます。
再生医療のためには、できるだけ若く健康なときの幹細胞を乳歯や親知らずから採取することが大切です。
パワーが詰まった大切な歯を捨てるなんてもったいない!!
今まで再生医療のために幹細胞を採取するのは、臍帯血や骨髄からが一般的でしたが、それよりも今まで捨てていた乳歯や親知らずのほうが採取する機会も多く、なおかつ身体への負担も軽いのです。 また歯髄細胞は細胞の増殖能力が高く、歯という硬組織にガードされているので遺伝子に傷がつきにくく、しかもiPS細胞を作り出すことも可能です。骨髄や臍帯血と比べても手軽で安全!!
